色の組み合わせや、インキの配置の仕方でにたくさんのバリエーションができます。
予習しておきたい方は、こちらの映像をご参照ください。
グラデーション印刷
レインボー印刷の応用例です。
インキを指先に付け、別の色を載せたインキ盤に加えて印刷すると、グラデーションを刷ることが出来ます。
(インキ盤にはシルバーのインキが載っています)
やり方は簡単ですが、グラデーションが現れる場所を厳密にコントロールするのは難しいです。
また、配色のセンスが問われますが、決まればこの通り繊細で美しいグラデーションになります。
写真では見えにくいのですが、雰囲気はお判りいただけると思います。
なぜ手フート独特のグラデーションが産まれるのか?
手フートは、2本のインキローラーと、そのローラーにインキを供給するインキ盤(丸い円盤)だけの大変シンプルな構造です。
手で動かすレバーに連動して、インキローラーはインキ盤と版との間を行ったり来たり振り子のように動きます。
インキ盤はローラーが離れる度に時計周りに少しずつ回転していき、次にローラーを迎える時にインキのムラが出ないように工夫されています。
ローラと水平方向に回転するインキ盤のこの動作が、手フートならではのグラデーションを産み出します。
すなわち、後から足したインキがローラー全体に馴染むまでのムラが、グラデーションとなって表れるのです。
1枚刷るごとにグラデーションは変化していき、ローラーのインキムラが均されてくると無くなってしまいます。
同じグラデーションを何枚も刷りたい時は、インキ盤の回転を止めると、しばらく楽しむことができますが、あまり多くすることは出来ません。
Comming Soon
凹みについて
印圧とインキの量
用紙の厚さと胴張り
1版で2色刷り
バーコ印刷