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レインボー印刷
きれいなグラデーションが楽しいレインボー印刷のコツをご紹介します。
色数や配置に決まりがあるわけではありませんが、まず試して頂きたいのがこちらのパターンです。
インキの量は多すぎるのも少なすぎるのも具合が悪いので、画像のインキ量を参考にチャレンジしてみてください。
単色の場合、インキは少なめからスタートするのが良いのですが、レインボー印刷の場合は後から足すと折角出来たグラデーションが変わってしまいます。インキ量は慎重に決めてください。
レインボー印刷

インキ盤を回転させてインキを馴染ませていきます。
レインボー印刷
この程度から印刷を開始してみます。
レインボー印刷
ローラーに付いた色はこんな感じです。
レインボー印刷
左から右の順に色が変わっていきました。
気に入った色が出たところでインキ盤の回転を止めれば、同じグラデーションの印刷ができます。
レインボー印刷の作品 
色の組み合わせや、インキの配置の仕方でにたくさんのバリエーションができます。
予習しておきたい方は、こちらの映像をご参照ください。




グラデーション印刷
レインボー印刷の応用例です。
インキを指先に付け、別の色を載せたインキ盤に加えて印刷すると、グラデーションを刷ることが出来ます。
(インキ盤にはシルバーのインキが載っています)
グラデーション印刷
やり方は簡単ですが、グラデーションが現れる場所を厳密にコントロールするのは難しいです。
また、配色のセンスが問われますが、決まればこの通り繊細で美しいグラデーションになります。
グラデーション印刷の作品
写真では見えにくいのですが、雰囲気はお判りいただけると思います。

なぜ手フート独特のグラデーションが産まれるのか?
手フートは、2本のインキローラーと、そのローラーにインキを供給するインキ盤(丸い円盤)だけの大変シンプルな構造です。
手で動かすレバーに連動して、インキローラーはインキ盤と版との間を行ったり来たり振り子のように動きます。
インキ盤はローラーが離れる度に時計周りに少しずつ回転していき、次にローラーを迎える時にインキのムラが出ないように工夫されています。
ローラと水平方向に回転するインキ盤のこの動作が、手フートならではのグラデーションを産み出します。
インキローラーのグラーデーション

すなわち、後から足したインキがローラー全体に馴染むまでのムラが、グラデーションとなって表れるのです。
1枚刷るごとにグラデーションは変化していき、ローラーのインキムラが均されてくると無くなってしまいます。
同じグラデーションを何枚も刷りたい時は、インキ盤の回転を止めると、しばらく楽しむことができますが、あまり多くすることは出来ません。

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